2014年10月29日

福永のブログ

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『MicroSoftの野望』


私のお題目はアプリについてなのですが、今回は、Microsoftの新OS、Win8について語らせてもらいます。
このOSの一番のセールスポイントはタッチ操作にありますが、インターフェースの変換は世間にとても大きな影響を与えます。

windows95が発売されて世界は変わりました。
ひょっとするとwin8が世間に受け入れられると、更に世界が変わるかもしれません。


インテルの創設メンバーの1人でもあるムーア博士が提唱した「半導体の集積密度は18〜24ヶ月で倍増する」という法則があります。


パソコンの中枢部分にCPU(中央演算処理装置)という部品があり、この部品がパソコンの情報処理能力のもとになるわけですが、この部品の進化は、まさにその勢いでした。

prosessa.jpg


しかし最近、その勢いが衰えてきています。

純粋に技術的に難しくなってきているということもありますが、
一般むけのCPUにそこまでの高性能が必要であるかという問題、
集密化しすぎた為にCPUから高熱が発するという問題(その排熱対策がおいつきません)、
消費電力の著しい増加等があります。


そうなると、そこで大きな問題が生じます。


パソコンの演算能力上がらないと、買い替え需要が起こりません。
多くのパソコンハードメーカーが困ってしまいますし、MicrosoftもOSが売れないと商売になりません。

そこで世界最高の頭脳を集めた会社は考えました。

Microsoft.jpg



一つ目は、ロースペック化する代わりに、小型化、発熱及び電力消費量を抑えた、新プロセッサAtomシリーズの発売。
(ロースペック化とはいえ、4年前のパソコンに同等する能力です。)


二つ目は、パソコンのインターフェースの進化です。

もともとパソコンは、マシン原語を入力しその命令により処理をさせてきたわけですが、それをアイコンをクリックすることで命令を実行することのできるWindowsを発売したのがMicrosoftです。
(ジョブズのアイデアを盗んで先に発売したんですが)


そして現在のOSのWin8ですが、画面のアイコンをスマホの様に指でタッチすることにより命令できるようになっています。

win8-1.jpg


画面をさわってパソコンを操るかっこいいCMが最近よく流れています。



そのCMで、実はMicrosoftは、こう言っているのです。

「あなたのパソコンモニタはタッチパネルに対応していますか?
タッチパネルに対応したモニタを持っていないあなたは、CMのようにパソコンを操ることができない次代遅れの人間ですよ。時代に乗り遅れないためにも、今すぐあなたも最新OSのWin8を搭載したパソコン本体と、Win8の能力をフルに活用できるモニタを購入すべきです。」と。
Win8の能力を体感するためには、モニタを買い換えないといけないということです。

なんと傲慢な態度でしょうか。まるでムスカ大佐のようです。

musuka.jpg



しかし、今後パソコン会社が生き延びていくために、インターフェースの更なる進化が必要になると思われます。

ここに、他のハードの小型化が絡んでくると何年かのちには、音声入力式の腕時計型のパソコン、ヘッドマウントディスプレイ型のパソコン。。
果ては、脳内にコンピューターチップを埋め込んで処理能力を上げる等の事が、漫画の世界の出来事とは言えなくなってきました。


僕が子供の頃には「現実は鉄腕アトムの世界観に近づいてきている」と言われていましたが、今や「マトリックス」や「JM」(これもキアヌ・リーブス主演で、ビートたけしが共演です。サイバーパンクものとしては傑作です)の世界が現実となりつつあるのかもしれません。

まあ、マトリックスの世界では、人類はコンピューターに支配され、大部分の人間は培養されているという悲惨な状態でしたけど・・・・・・




今回更新日は、平成26年10月29日
次回予定日は、平成27年01月07日




posted by YORKBELLスタッフ at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフブログ
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