2015年01月14日
事務員ブログ
新年あけましておめでとうございます。
昨年中は初めまして、本年もどうぞよろしくお付き合い頂ければ幸いです。
皆様のご健康と益々のご発展を祈って、事務員のお話を続けていくことをお約束いたします。
さて、皆様お正月はいかがお過ごしになられましたか?
お節料理はご用意されましたか?
大晦日でも元旦でも買い物ができて何でも手に入る現在では、
お節料理を作るなんて考えただけでもゾッとするし、
子供受けも良くないし、
っていうか神様なんていないし、
超面倒くさいんだけど〜
と、用意されないご家庭も増えてきているようですが、
お節料理とは、
一月一日に神様を迎え、新年の安寧を祈るお供えとして作られ、その神様がおられる3が日には炊事をしない(火を使わない)ために日持ちのする料理を作っておき、3が日はそれを食べて過ごすというのが古来からの習わしです。
近代においては正月の3が日くらいは、お母さんを食事作りから休ませてあげようという説明も加わっています。
oseti-1.pdf
そして、上図のように一つ一つの食材にも料理にも意味が込められています。
食事は栄養を摂るだけではなく、色々な経験、教育の場としての役割も持っています。ご家族で食卓を囲んで、こういった由来などを語り継いで行きたいものだと思います。
そして、普段なにげに食べている食べ物も、勝手に湧いてくる物ではなく、作ってくれているお百姓さんの事や、牛や魚などでも生命を頂いている事に感謝をして食べるということを是非教えてあげて欲しいと願っております。
温故知新という言葉がある通り、古いことを忘れることが新しいことではないのです。
フランス料理も作れて、お節料理も作れる、という方が格好良いと思いませんか?そこから、また和洋折衷の新しい物が生まれて発展させていくのでしょう。
何でもかんでも古い物に縛られるということではなく、時代とともに変わっていくことがあっても、神様と同じようにいつも家のことをしてくれているお母さんに感謝、という、根底にある精神は変わらず残っていくものだと思います。
ここまででもお疲れかもしれませんが、お節料理の勉強はまだまだ続きます。
oseti-tume.pdf
上図のようにお重の詰め方にも決まりがあります。
更に面倒くさいと思ってしまうのでしょうが、基本は何にでも通じることなのです。
例えば、部屋の収納や荷物の詰め方においても、形のつぶれないものを下にしたり、同じ箱には同じ種類の物、仕切りを作ったり。
仕事も同様ですが、基本をおさえていれば、どんな応用もできるのです。
細かく、一つ一つこの料理はどこに詰めると覚えていなくても、これは柔らかいから一番手前、と正解でなかったとしても大きくは間違わないものです。
逆にいうと、基本を知らないと間違えた(忘れた)ときにどうにも修正できないのです。
一つの料理において、砂糖を入れて酢をいれるという順番しか知らないと他の料理はできませんが、いわゆる「さしすせそ」を知っていると個々の料理において覚える必要がないのです。
毎回言いますが、全ての何やかんやはバランスです。
古いだけでも新しいだけでもダメなのです。
年末から新年にかけて、ハロウィーン、クリスマスとありましたが、これらのイベントの本来の意味を知らずにただのお祭り騒ぎになってしまっていると感じて、日本のお正月についても考えてみました。
食事というものは各国の文化の象徴でもあるのです。
表面的なことだけを見ずにその根底にあるものを見る目を養っていきましょう。
えっ、本年も初っぱなから説教くさい?そうですか??
ありがとうございます。
では宿題です、ハロウィーンとクリスマスの意味を各自でお調べ下さい。
次回、答え合わせは、ありません!!
今回更新日は、平成27年01月14日
次回予定日は、平成27年03月18日
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