2015年05月13日
事務員ブログ
ひゃっは〜〜ゴールデンウイークなっし〜〜!!
謎のテンションの事務員です。
皆様、連休のご予定は?
まだ決まっていない?
そんなあなたに「時間がある時に挑戦してみたらいいんじゃない?」を紹介しましょう。
・・・掲載されるのはGW終わってから・・・
それはさておき、ゴールデンウィークに限らず、親戚や友人と大勢で集まる時があると思いますが、
そういう時のお食事ってどうされますか?
今では惣菜でも宅配でも何でも揃うから困らないのでしょうか。
そういう場面でご自身でお料理をして、おもてなしをしたことがある方はいらっしゃいますか。
とても大変ですよね。
何が大変なのか、
実は料理をする、というのはとても高度な能力なのです。
どこの家庭でも普通に行われている誰でもできることだと思ってらっしゃいますか?
これまで、食事の内容についてのお話でしたが、今回は料理という行為についてのお話です。
si-to.pdf
認知症の判断に使われるチェックシートですが、
買い物ができる、食事の準備ができる、という項目があります。
他の項目は、初期の段階では物忘れや体力の衰えと区別がつきにくいことがあるのですが、
毎日料理をしている方の認知症は早期にわかりやすく気づけることが多いのです。
味付けが変わる、焦がしたり失敗したりが多くなる、料理の組み合わせが変になる、
(極端な例で丼物に白ご飯を出す、など)、器具や食器が綺麗に洗えていない、同じ物を買ってくる、
冷蔵庫に残り物が増え腐らせる、など。
つまり、少しでも認知機能に衰えが始まるとできなくなるのが料理、なのです。
ここで最初の「時間がある時にやってみなよ」は料理です。
包丁が使えないから、味付けが分からないから料理ができない、と思っていませんか?
もし包丁や味付けの能力が同じだとしても、明らかに差がでるのが料理なのですよ。
一度は聞いたことがあるかもしれない、うちの夫が料理をしてくれるのはいいけど、
後の片づけが大変なのよ、高い材料ばっかり買ってくるのよ、すごい待たされるのよ、などの言葉。
それは何か。
一流の料理人は調理が終わった時に周りが綺麗です。
使った鍋や食器が積みあがっている人は、もし味が良かったとしても一流とは呼ばれません。
どれだけ美味しい料理だとしてもコストがあっていなければ失格です。
タイミングが悪ければ、せっかくの料理も台無しになることでしょう。
実際、包丁も上手く使うし、一つ一つの料理は美味しいけれど、
味噌汁を一番に作って、主菜ができる頃には冷めている、とか。
最後に作って生ぬるいお浸し、とか。
あとは揚げるだけ、という状態なのに油に火がついていない、とか。
急に器具が壊れて、全ての作業が止まる、とか。
お皿が空になっているのに次の料理が出てこない、とか。
これでは、とても料理をしているとは言えないのです。
料理をするということは、包丁技術や味付けとは別の話、と分かって頂けますか?
ビジネスでいうところの段取り、仕入れ、コスト計算、並行作業、品質管理、応用、接遇、
そこに職人技。
全てを一人でこなしているのが料理をするということだと言えるでしょう。
そんな大そうな、とおっしゃいますか?
007.pdf
「料理をする」のは認知症予防になるという研究がされています。
仕事をする、よりも認知機能を使っているということですよ。
認知症のお話なのか料理のお話なのか、
「時間がある時は母親の料理を食べてみよう」でも良さそうでしたね。
実家に帰った時にはご両親の変化に少しでも早く気づいてあげて下さい。
何事も同じで、認知症も早期発見、早期対応でかなり進行を遅らせることができます。
心も体も脳も健康に長生きできるよう少しでも参考にして頂ければ幸いです。
皆様、良いゴールデンウイークを!!
・・・だから、掲載時にはもう終っている・・・
今回更新日は、平成27年5月13日
次回予定日は、平成27年7月08日
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